ドラゴン講座−4

by よしさん


【第18回】

『上級ドラゴンは何枚がいいか?』
私的にはどんなに多くても4枚が限度だと思ってます。この結果は私の長年
の経験からです。これを確率やらなにやらと説明すると小難しくなるので
それは控えておきます。
では、1枚、2枚ではどうなのか?枚数別に分けて解説していきます。


「1枚の場合」
1枚なら上級ドラゴンが手札にたまることもなく、場に出せやすいので、
星5〜8のどの上級ドラゴンを入れても大丈夫です。星4以下のモンスター
が増えて召喚しやすくなり、確かにデッキはよく回ります。しかしこれだと
上級ドラゴンが少なく、パワーで押し切れなくなるので、逆に展開力でこっち
が押し切られてしまします。

「2枚の場合」
私的にはこの枚数からなら、許容範囲になります。星7・8だけで組むも
良し!星5・6と星7・8を1枚ずつ入れるのも良し!自分の好みに合わ
せてデッキを組めます。ただ3枚に比べるとデッキのパワーがやや低く、
感じられます。

「3枚の場合」
私的にはちょうどよい枚数だと思います。星7・8だけでデッキを組むと
ちょっと重くなりますが、星5・6を2枚、星7・8を1枚、もしくはその逆の
枚数でデッキを組めば、ロード、笛コンボからも出せるし、生け贄召喚も
比較的楽に行えます。

「4枚の場合」
この枚数になると、さすがに上級モンの重さを感じると思います。星5・6
だけならまだ大丈夫ですが、星7・8だけで組むとさすがに手詰まりになり
やすくなるので、星7・8は多くても3枚が限度だと思います。
4枚で組めばコンボが成功した時、一気に上級ドラゴンを出せる確率が高く
なります。もちろん、カードが揃わない、コンボ失敗などに陥ると厳しい
状況に陥りますが、そこはデュエルテクニック・腕の見せ所になります。


「結論」
1枚だとパワー不足、2・3枚だと程よい枚数、4枚はデッキが重くなるが
コンボ成功の見返りが大きい、となりました。
4枚は一発必中が高くなるので、もし大会の時にドラゴンデッキを使用する
なら、上級ドラゴンは2・3枚をおすすめします。


【第19回】

2:ドラゴンデッキ補佐的カード(追編)

「月の書」 速攻魔法
【解説】
このカードとスピアドラゴンとのコンボ!これはダークゲーマーさんからの
提案です。おっしゃる通り、まさに相性抜群です。
月の書で防御力の低いモンを守備に変え、それをスピアで貫く!ショッカー
やRデーモンといった上級モンは守備力が低いので、対上級モン用に1枚
入れておくのも良いと思います。

「メテオ・ストライク」 装備魔法
【解説】
竜の逆鱗は元々このカードの効果です。ただし逆鱗と違い1体のみの貫通に
なるので、逆鱗のほうがいいのでは?と思いますが、逆鱗は罠カードのため
速攻性に欠ける点があります。
逆にメテオストライクは魔法カードなので、使いたいときに発動できるので
スピア以外のドラゴン、特にタイラントに装備させましょう。2回攻撃から
の貫通は強力です。もしゴートを殴ることができれば5800のダメージを
与えられます。

「ビックバン・シュート」 装備魔法
【解説】
メテオストライクのパワーアップ版の装備魔法です。メテオの効果に、攻400
アップの効果も付くので、相手に大ダメージを与えられます。ただし、この
カードが場から離れると装備していたモンスターを除外しなければならない
ので、ファイバーPをデッキに入れる場合は、メテオのほうを使いましょう。

「巨大化」 装備魔法
【解説】
まさに一撃必殺〜〜〜のカードです。青眼の白龍なら攻6000に跳ね上がり
この攻撃力でダイレクトアタックされたら、まさに致命傷です。
ドラゴンデッキは元々1キルに近いタイプのデッキなので、1キルを狙いたい
人ならこのカードをおすすめします。

「群雄割拠」 永続罠
【解説】
ドラゴン族でデッキを組んでいるドラゴンデッキにとって相性抜群のカード
です。戦士族や悪魔族デッキにはあまり効果を発揮しませんが、だいたいの
デッキは最近流行りの同族感染対策として、同じ種族にならないよう、デッキ
を組んでいるので、逆手を取ってこのカード入れるのも面白いと思います。


「まとめ」
調べてみたら、結構ありました。もうちょっと早めに載せるべきでしたね(汗;
3枚の装備カードの中で、じわじわとダメージを削りたい人はBBシュートか
メテオストライク。1キルを狙いたいなら、巨大化を入れてみましょう。


【第20回】

3:ドラゴンデッキの進化系(ハンデス)

「ハンデス(手札破壊)」

【解説】
ドラゴンの敵はいくつかありますが、その中で最大の敵がハンデスです。
ハンデスデッキは相手の手札を見たり、手札を減らしたりなど、相手の
行動を鈍らせる作戦を取るので、コンボ性が高く、手札消耗の激しい
ドラゴンはとって、相性最悪です。
そこで、自分の弱点を逆に取り込んでしまう、即ち、弱点を弱点で補おう
というのいうのが、今日のテーマです。

では、どのハンデスカードを使うのか?そこで使用するのがノンコスト
で手札破壊ができる、「追い剥ぎゴブリン」です。ドラゴンには貫通を
最大の武器にするスピアドラゴンがいます。この2枚を使って、相手の
手札を減らしていきます。
他には、ハンデスを補佐する魂を削る死霊、押収、番兵。貫通を補佐する
メテオストライクを使います。(竜の逆鱗は速攻性に欠けることがある
ので、今回は使用しません)

【使用カード】
死霊、押収、番兵、メテオストライク、追い剥ぎ2枚


基本にするデッキは以前載せたドラゴンデッキを使用します。
では上記のカードを入れたデッキを見てみましょう。

「ハンデスドラゴン」
モンスター17枚
タイラント(2)  エメラルド  サファイア(2)  スピア(3)
ドル・ドラ  キラトマ(2)  ウィッチ  クリッター(2)  死霊
ロードオブ(2)

魔法18枚
サンボル  ブラホ  心変わり  強奪  蘇生  埋葬  施し(2)
壺  ハーピィ  大嵐  サイクロン(2)  ドラゴンを呼ぶ笛(2)
押収  番兵  メテオストライク

罠5枚
破壊輪  勅命  リビングデッド  追い剥ぎ(2)

合計40枚


上級ドラゴンは3枚に減らし、タイラントとスピアを1枚ずつ投入。
タイラントは2回殴れば、追い剥ぎの効果も2倍になるので2枚に
増やしました。枚数の関係上、防御カードは1枚も入っていないので
プレイングが重要になります。

「まとめ」
大会などでドラゴンデッキを使用するときは、メインは通常のドラゴン
を使用し、サイドチェンジでハンデスドラゴンに変えるのも面白いと
思います。このサイドチェンジでたいていの人はドラゴン対策を打って
くるので、ハンデス機能を上手く使い、それらのカードを墓地に捨てさ
せてやりましょう。


【第21回】

4:二昔前のドラゴンデッキ

「二世代前ドラゴン」
モンスター17枚
青眼の白龍(2)  カースオブドラゴン(2)  ヴォルス(2)  ウィッチ
クリッター(2)  キラトマ(2)  ロードオブ(2)  異次元の戦士
サイバーP  ペンソル  キャノン

魔法18枚
サンボル  ブラホ  抹殺の使徒  蘇生  埋葬  心変わり  強奪
壺  施し(2)  護封剣  ハーピイ  大嵐  サイクロン(3)
ドラゴンを呼ぶ笛(2)

罠5枚
ミラフォ  破壊輪  勅命  リビング  和睦

合計40枚


【解説】
カードは闇を制する者以前のを使用し、制限・準制限は現在のを適応させ
ました。当然当時は、使えそうな星4ドラゴンは無く、ドラゴン自体の数も
少なかったので速攻性が低く、星5・6ドラゴンもカースオブなのでデッキの
パワーも低い感じがします。
現在のデッキと比べてみると、いかに闇を制する者が、ドラゴンデッキに
大きな影響を与えたかがわかります。
今日のデッキが何か意味をなすのかと言うと、近々始まる世界ランキング戦
で使用できる可能性が高いからです。11月1日現在では、472種のカード
はまだ発表していませんが、おそらくこのデッキの一部を変るだけで大丈夫
なはずです。世界ランキングは現在使用されているカードの半数は使用不可
になるので、下手にスタンでデッキを組むよりも、青眼の白龍を生け贄無し
で出せれる、ドラゴンデッキをおすすめします。


【第22回】

5:ドラゴンデッキ(白竜の聖騎士版)
青眼の白龍を3枚入れたい!と思っている人におすすめのデッキです。

『モンスターカード』
まずこのデッキの主体になるのが「白竜の聖騎士」です。3枚だとデッキが重くなるので
2枚にします。上級モンは「青眼の白龍」で、決まりですね。入れる枚数ですが、2枚
だと施し等で墓地にいってしまい、白竜の聖騎士の効果で出せなくなってしまうことが
あるので、少し重くなりますが、ここは3枚にします。
攻1900モンはせっかくドラゴンデッキなので、サファイアを2枚、入れましょう。
儀式補佐として、センジュゴッド、ソニックバードをそれぞれ2枚ずつ、生け贄確保
としてカイザーシーホースとドル・ドラを入れます。当然、サーチの基本のウィッチと
クリッターも入れます。

『魔法カード』
まず儀式魔法の「白竜光臨」は必須。白竜の聖騎士を2枚入れたので、バランスを考え
2枚入れます。魔法カードはどのデッキでも使用されている制限・準制限クラスのカード
は全て投入します。他には青眼の白龍の召喚の補佐として、デビルズサンクチュアリを
2枚入れます。

『罠カード』
攻撃で押し切るデッキなので、罠は最小限のカードを入れます。


では、完成したデッキを見てみましょう。

「白龍召喚!」
モンスター17枚
青眼の白龍(3)  白竜の聖騎士(2)  サファイア(2)  クリッター(2)
ウィッチ  センジュゴッド(2)  ソニックバード(2)  ファイバーポッド
シーホース  ドル・ドラ

魔法19枚
サンボル  ブラホ  抹殺の使徒  心変わり  強奪  蘇生  埋葬
壺  施し(2)  白竜光臨(2)  ゴート  ハーピィ  サイクロン(2)
大嵐  サンクチュアリ(2)

罠4枚
ミラフォ  破壊輪  勅命  リビング

合計40枚

【解説】
ここでこのデッキのキーカードになるのが「青眼の白龍」です。白竜の聖騎士だけでは
生かしきれません。そこでシーホースやサンクチュアリを入れて、青眼の白龍を召喚
しやすいようにしました。
ドラゴンや儀式といったコンボ系のデッキは展開力が低く、デッキ等相手だと展開力で
押し切られてしまうことがあります。そこでどんな状況でもリセットできるファイバーP
が入れてあります。
防御系カードは攻撃で押し切るデッキなので最小限しか入れていません。最近はブレイカー
が猛威をふるっているので、ミラフォはチェーンできる和睦や罠自体の枚数も少ないので
王宮のお触れに変えてみてもいいと思います。



【第23回】

『ドラゴン関連コンボ集』

「ロードオブドラゴン+ドラゴンを呼ぶ笛」
【解説】
ドラゴンデッキでは最も有名なコンボです。詳しくは以前載せた、ドラゴン講座に詳しく
解説してあるので、そちらのほうを見てください。

「スピアドラゴン+追い剥ぎゴブリン」

【解説】
スピアの貫通能力を使い、貫通ダメージにより、追い剥ぎの効果を発動させるコンボ
です。実戦ではスピアを守るカードや追い剥ぎを破壊されないよう、一工夫が必要に
ないります。このコンボはハンデスドラゴンで活用できます。

「スピアドラゴン+月の書」
【解説】
表攻撃表示で出ている守備力の低いモンスターに効果抜群です。月の書で裏守備に変え
それをスピアで攻撃すれば、モンスター除去+ダメージと大きな利点を得ることが
できます。スピアを入れているデッキには月の書を1枚くらいは入れておいてもいい
ですね。

「スピリットドラゴン+超再生能力」
【解説】
スピリットドラゴンは手札のドラゴンを捨れば攻撃力を上げられますが、このままだと
手札を消耗したままになります。そこで使うのが超再生能力です。これを使えば、捨てた
ドラゴンの枚数分ドローできるので、手札を増強することができます。

「グレイウイング+キラースネーク」
【解説】
グレイウイングは手札を1枚捨てれば、2回攻撃できるので、手札消耗を抑えるのに
キラースネークが使われました。しかし攻撃力が低く、同じ手札を捨てる効果を持つ、
同族感染ウイルスのほうが活躍しているため、現在ではあまり使われていません。

「タイラントドラゴン+メテオストライク(BBシュート)」
【解説】
タイラントはモンスターが2体いれば、2回攻撃することができるので、貫通効果が付く
メテオかBBシュートを装備させれば、モンスター除去ばかりでなく、貫通効果で、相手
に大ダメージを与えられます。同じ効果である龍の逆鱗でも活用できます。

「白竜の聖騎士+青眼の白龍」
【解説】
白竜の聖騎士を生け贄にして青眼の白龍を特殊召喚するコンボです。この効果で特殊召喚
した青眼の白龍はそのターン、攻撃できないため、次のターンで破壊されやすくなります。
しかし相手が破壊魔法など持っていなければ、一気に押し切れるので、プレイングが重要
になるコンボです。

「DNA改造手術+スケープゴート+融合」
【解説】
F・G・Dを融合召喚する有名なコンボです。実際、ドラゴン族モンスターを場に5体並べる
のは、ほぼ不可能に近いので、一気に生け贄を4体用意できるゴートを使い、DNAを
使えば、残りのモンスターは1体で十分になります。

「デビルフランケン+青眼の究極竜+巨大化」
【解説】
これは説明するまでもない、究極竜・巨大化コンボです。1キルデッキの中でも、最も
古く、最も有名なコンボですね。


「まとめ」
数はたくさんありますが、コンボ自体が独立しているため、スタンデッキほどの連携が
ないのが、現状です。そのため1つのコンボ失敗すると、一気に不利な状況に陥ること
があるので、デッキの構築とプレイングが重要になります。