遊戯王小説技法
【はじめに】 扉を開くと、そこは虚構の世界...現実世界から離れて、主人公と一緒に冒険を楽しむ。それが小説の最大の楽しみです。遊戯王小説は昔から存在する歴史あるジャンルですが、読者に比べて圧倒的に書き手の方が少ないため、地味な分野になっている感があります。ただし、一旦小説がUPされると、かなり多くの読者を集めることが出来るのも特徴。一部の熱狂的ファンだけでなく、普通の方からも期待されているようですね! おそらく、誰でも小説は書いてみたいと思ったことはあるはずです。特に、他人の書いた作品に触発されると「よし!俺も...」と燃えますよね?ところが「どうやって書こう?」と悩んでいるうちに、せっかく浮かんだイメージも薄れていってしまうのです。余程、訓練を積んだ人でなければ、いきなり書き始めることは難しいと思います。事前の準備も必要ですし、ある程度の基本、技法と言ったものが存在するからです。面倒ですか? ここで注意しておきたいのは、小説を書くときに大切なのは決して基本や技法ではなく、小説スピリッツ(精神)にあると言うことです。つまり、基本や技法は経験を重ねる毎に徐々に身に付きます。しかし、書きたいという気持ち、誰かに伝えたい、楽しんでもらいたい...こんな「心の声」こそ、最も必要な小説書きの資質だと思います。そして、その資質は誰にでも確実にあると信じます。後は心の声を聞くことが出来るかどうかです! ここでは、基本編、技法編、そして、最後にサンプル小説を使って具体的な書き方の解説をして行きたいと思います。読み終わった後に「よし!俺も!」と思われた方はこの気持ちを大切にして欲しいと思います。種火が消えない内に、書いてみませんか?幸い海部屋には「みんなの小説」という場が存在しています。私も心から応援しておりますので♪ 【基本編】 どんな時に小説が書きたくなるのでしょうか?斬新なシナリオを思い付いた時?それとも魅力的なキャラを考えた時ですか?ラストの決め台詞を活かしたいために小説を考える人も居るかもしれませんね。決められたラストに向かって一直線に進む面白さがあると思います。つまり、小説を書こうとする原動力は人それぞれと言う事です。しかし、多くの小説書きがここから考えるデッサンのようなもの...これが、小説の基本だと思います。具体的に5つに分けて説明していきます。 1.独自の世界観 これが読者を虚構の世界に引き込むベースとなるものです。現実から離れているほど吸引力は強いですが、書き手にもそれなりの力量が要求されます。無理して力むと読者は気になって疲れることがあります。出来るだけ、自分の持っている内部世界をそのまま素直に出せるようになるのが目標です!逆に実話を元にしたものは、説得力と安心感が漂います。誰でも思わぬ体験はあるはず!最初はノンフィクション系から始めるのも良いかもしれません。結論は「力まずに、素直に自分の内なる世界を表現しよう!」です。 2.高揚型?脱力型? これは「テンション&リラックス」と読んでいる私の独自理論です!つまり、緊張、高揚、切迫と言った交感神経系の要素と脱力、安心、癒しと言った副交感神経を組み合わせて、読者をコントロールする技法です。ここでは、難しく考えないで小説のタイプを緊迫したシリアス調にするか?お笑い中心のコメディ調にするか?この二者選択の事を言います。シリアス調に笑いを入れたり、その逆は実は読者に違和感を生む原因になります。全体の流れから見ても調子は揃える方が無難。コメディにシリアス調を混ぜると意外な効果はあるのですけどね♪ 3.魅力的なキャラ これは、どれだけ小説に感情流入出来るかの勝負になる重要な要素です。漫画、小説、ドラマ...全ての「見せるもの」に対して、魅力的なキャラの存在は欠かせません。かつての少年誌では、熱血主人公、可憐な恋人、お笑いサブキャラの3つが基本と言われていたそうです。現在は、お笑いだが感受性豊かな主人公、気が強いが女性らしい恋人、正統派サブキャラのようなタイプを良く見かけるようです。主人公は読者の分身!等身大で、感情流入しやすいタイプ!サブキャラは読者の共感、逆に反感の塊みたいなものが良いかもしれません。キャラが尖っていると「勝手にキャラが動き出す」ようになると思います。これがある意味、目標ですね。 4.あらすじと肉付け あらすじは、一行で表現出来るようにしましょう!一行で書けないと言う事は、言いたいこと、伝えたいことが自分自身で良くわかっていない可能性があります。書いた本人がわからないものは、まず相手には伝わりませんからね。例えば「アトランティス交響曲=地底の楽園でのハデス悪魔軍団VS.伝説の男率いる水軍団の激闘」こんな感じです。宣伝文句にもなっている所が良さげですね。一方、肉付けは小説技法(テクニック)を活かせる部分です。【技法編】で詳しく解説する予定です。 5.書き出しとラスト! 小説を読んだ最初の印象は極めて重要です!実際、小説家、漫画家は最初の1ページに他のページの数倍の力を入れています。特に最初の1文が読者のその後の印象を支配する力は強いので、大切にしましょう!これが、最初から虚構の世界に引き込まれると言うことです。逆に、ラストは読後の余韻を生む重要な要素です。ラストが決め言葉になっていると、それだけで読後の満足感が大きくなります。章のラストもキッチリと締める。または、謎めいた終わり方にすると、次が読みたくなります。これが後を引くということです。また、奇想天外なラストで読者の意表を突くのは、高度な技法(テクニック)!詳しくは【技法編】で実例を多めに入れて、具体的に解説したいと思います。 【技法編−1】 最初にお断りしておきますが、基本と技法は厳密に分かれている訳ではありません。また、この章で解説する内容は一般的な「小説技法」を私流にアレンジしたものです。参考にしていただければ幸いですが、これを自己流にアレンジしたり、自分に一番合った独自な技法を生み出すことを目標にしてくださいね。 1.タイトル、サブタイトルの重要性 タイトルは内容を簡潔に表現していることが一般的です。また各章を第一章、第二章と数字で表現するのもわかりやすくて親切だと思います。けれども、これでは没個性。ちょっと月並みかもしれません。良い意味で読者を裏切る、またはイメージを広げる...こんな奥が深いネーミングを試してみてください!「ネーミング理論」で解説した通り、イメージを広げる=読者に参加を促す行為なので、より深く小説世界に引き込むことが出来るのです。良いネーミングはそれだけで芸術だと思います。(私はまだまだですね... (サンプル1) アトランティス物語 vs.アトランティス交響曲 第一章 vs. 第一楽章 ビーナス:水の楽園...忍び寄る闇 第二章 vs. 第二楽章 マルス:激戦の戦場 (サンプル2) コナミ企画部物語 vs.第三期誕生秘話 第1話 vs. 第1話 伝説の『あしたのジョー』 第2話 vs. 第2話 会議は踊る 2.イメージを広げる省略技法 前章でイメージを広げる技法が出たので、類似の技法を解説したいと思います。それは行間を読ませる技法です。全てを説明しようとすると文章が長くなり、収集が付かなくなりますね。読者も作者の作った狭い世界から外れることが出来ません。足りない部分を読者が想像させることで、イメージを広げるのです!逆に情報が少な過ぎると全く状況がわからなくなるので、省略は全体の20〜40%程度が良いと思います。また、省略した際には全体の流れ、表情、台詞にイメージを凝縮させるようにしましょう!全体が締まった感じになると思います。 (サンプル):( )が省略した部分です。イメージ違いませんか? 若者が早足で(部屋から)出て行こうとした時、(偶然アサシンの)肩に触れた。 その刹那、背筋に電気が走ったような衝撃を受けて(その場で)立ち止まった。 「(アサシン殿)しっ...失礼いたしました!」 アサシンは何事もなかったかのように無造作に(若者の前を)通り過ぎ、 (部屋の)奥の壁に背中をもたれながら、静かに(その場に)腰を下ろした。 「こいつ(に触れたの)か?」 (アサシンの)マントの中から、(無数の暗殺相手の)血を吸って鈍い光を放つ、 (先端が)蛇(のように曲がった)剣が現れた。 「...」 無言で(アサシンに)敬礼して、顔面蒼白になった若者は(部屋から)出て行った。 3.全体構成について 最も有名な小説技法、それは構成に関するものです。「起承転結」と「序破急」。聞いたことはあると思います。起承転結型はオーソドックスで安定感を感じさせる破綻のないタイプ。序破急型は独特の緊迫感を持つ、自由奔放なタイプと言われています。小説のテーマ、内容によって使い分けたいですね。もちろん、いつも従う必要はありません。「常識は覆すために存在する」こんな気概で行きましょう! 起 背景の説明。登場人物の紹介。 承 起を受けて、事態が進む。 転 意表を突く出来事が起こる。 結 結末を迎える。 序 始まりから、いきなり事態が進んでいることが多い。 破 いきなり、場面が変わり、意表を突く出来事が起こたりする。 急 一気に結末に雪崩れ込む! 私の小説をサンプルにするなら、「アトランティス交響曲」はキレイな起承転結型。「黒魔導誕生秘話」は典型的な序破急型のつもりで書きました。納得していただけますか?w 【技法編−2】 今日紹介するのは、小説の雰囲気を盛り上げる技法です。全編を通じてどこでも使用可能で、タイミング良く使えば効果は絶大だと思います。反面、ある程度の慣れが必要。劇薬なので使い過ぎに注意しましょう! 4.テンション&リラックス 基本編でも一部解説した、私の書き物の特徴的な技法です。テンションは緊迫感、緊張感、息苦しさ、引き込まれる、つまり交感神経を刺激します。逆にリラックスは脱力感、癒し、ほっとする、副交換神経に働きかけます。代表的な脱力感が笑いです。外さずに笑わせるのは意外と難しいですよね。 また、テンションを高めてから、リラックスを使用すると、落差が大きいだけに効果的です。その為に、登場人物には必ずテンション型とリラックス型のキャラを入れておきます。一般的に現在進行形は「不安感」「緊迫感」を感じさせ、過去形で終わる文からは「安定感」「癒し」を生み出します。 (サンプル1) テンション型、ラストだけがリラックスさせて息抜きしてます。 激しい砂嵐が舞う... 男はマントを両手でしっかりと押さえながら、 一歩、また一歩踏みしめ、前進する。 山道は険しい... けもの道だけが、行き先を教えてくれる。 男は山の頂上近くで、立ち止まり、眼をつぶる。 心の眼に映った一本の脇道... その先には、麓の住民さえ知らない秘境が広がっていた。 (サンプル2) リラックス型 可憐なヒロインの存在は癒しですよね... 「まぁ...ア・サ・シン...」 庭先で工芸をしていた娘の手がとまる。 「ご無事でなにより!相手があのヴァロンと聞いて...」 娘は男に駆け寄り、胸に顔をうずめた。 「心配していたのよ!」 「すまん...シャブティ...今は先を急ぐ...」 「ごめんなさい、任務は終わっていなかったのね」 「あぁ...次が片付いたら、ゆっくりするさ」 「そうだ!これを持って行って...いつかきっと役に立つわ。」 娘はお守りを男の胸に押し付けると、眼を伏せて祈った。 5.時間軸の操作 通常、小説の中の時間は過去から未来に向かって一直線に進んでいきます。この読みやすさ、イメージしやすさが安定感を生みますが、あえて途中で過去の記憶、未来への夢を挿入するテクニックです。一般的に「回想シーン」と言われる技法です。上手に使えば物語に奥行きを与え、読者を引き込むことが出来ますが、失敗すると「何?これ??」状態に陥らせる危険性があります。遊戯王に例えると、意表を突く罠「現世と冥界の逆転」みたいな奴ですか? (サンプル) 長いのでリンク先をお読みください。 大本営の詩2 未来から始まって、現在を説明し、途中に過去を挿入!最後は未来の続きです。凝り過ぎて、やや外している感はありますが、他に良いサンプルがないのでご了承ください。 6.伏線を張る 前の二つがテンション高すぎて疲れたと思います。ここで、一息入れてリラックスしましょう!w これは代表的な小説技法。辞書の表現がわかりやすいと思います。 伏線(ふくせん) 小説・戯曲などで、のちの展開に必要な事柄をそれとなく呈示しておくこと。また、その事柄。 「―を張る」 伏線は読者の潜在意識を常に刺激して、次を読みたくさせる原動力です。伏線は言い換えると謎...徐々に明らかにさせるか、一気に解明させるかは小説書きの腕を活かせる部分だと思います。ただし、あまり伏線が多すぎると疲れます。デッキテーマと同様に1つか2つに絞って、方向性を定めた使い方をしましょう! (サンプル) 第三期誕生秘話・黒魔導・会議は踊る編 伏線1.「それにしてもいつも座敷が空いてるよなぁ。指定席か?」 チーフは上機嫌だ。「と言うより、隔離されているような...」 伏線2.「いつものことながら、チーフは酒飲むと人格変わりますねぇ! 舞ほどではないが...」 事件:「うほほ〜い!おい!チーフ!飲んでるかよ!?」 チーフの首に舞のウエスタン・ラリアット炸裂! 一発で、泡を吹いて倒れるチーフ。 「なっ...」 血の気を失ったM君の横で副チーフがつぶやく... 「まずい...飲ませすぎて、舞君の別人格『裏舞』 を召還してしまった...!」 解説:酒場でのシーン。なんとなく落ち着かない状況下で物語が進みます。伏線2と事件との間には、チーフ、サブチーフによる説教も入って、読者の不安感を煽り立てます。(テンション)そして、それまで隠していた爆弾(=舞)を一気に爆発させてカタルシスを狙います!最後の章では、居酒屋の店主が電気を消して「舞の暴走」を止めようとしています。これが、「隔離」の伏線なのですね... 【技法編−3】 3回目の今日で技法編も完結です!最終回は実戦的な「肉付け作業」と書き出し(Read)、締め(Last、End)の研究をして行きましょう! 7.肉付け作業 最初に、小説を書く一般的な流れから説明しましょう!1.テーマ、世界観、背景→2.登場人物、役割→3.あらすじ、構成(章立て)→4.肉付け(台詞、描写)それぞれのフェーズで様々な技法を取り込みながら進みます。ここでは肉付け作業で役に立ちそうなヒントを並べてみます。 ・描写が多いと、読者は遠くから全体を見ている人になる ・台詞が多いと、読者は近くで参加している人になる ・描写と台詞はバランスを取る。偏ると読みにくいし、疲れる。 ・台詞で状況を説明する。描写で登場人物の心理を表わす。 ・台詞は登場人物のキャラを表現するポイント。 ・効果的な決め台詞は印象に残るので、タイミング良く使う! ・擬音語、擬態語は効果的に使う。使いすぎは読者が疲れるかも? ・「です、ます調」と「だ、である調」は混在させないで統一する。 ・現在進行形「〜いる。〜をする。」と過去形「〜た。〜だった。」の使い分け。 ・説明は進行形で、締めに過去形を持ってくると安定する。 具体的なサンプルはここでは書ききれないので「サンプル編」で具体的に説明させていただきます。サンプル編では、小説を書く時に私の考えていることをお見せしたいと思います。 8.書き出しの研究 童話の使う「昔昔、あるところに...」は典型的な技法です。物語の匿名性を 高めて、読者を一気に想像の世界に運びます。違和感なく「すう〜」と入って いけると言うこと、読者を独自世界に引き込むのが大事なポイントです。 書き出しは 1.背景(状況)説明 2.登場人物の行動 3.登場人物の台詞 のいずれかで始まることが多いです。これは書き手の感性次第だと思います ので、早速サンプルとして私の小説の書き出しを並べてみます。その時感じる 「第一印象」...これは大切です。参考にするか、反面教師としてください! (サンプル1) アトランティス交響曲 背景説明型 ATLANTIS... 海の底に眠る、伝説の都。 かつては繁栄を極め、文明発祥の地。 一夜にして消えた、幻の都... (サンプル2) 墓守の詩 背景+行動型 激しい砂嵐が舞う... 男はマントを両手でしっかりと押さえながら、 一歩、また一歩踏みしめ、前進する。 山道は険しい... けもの道だけが、行き先を教えてくれる。 男は山の頂上近くで、立ち止まり、眼をつぶる。 心の眼に映った一本の脇道... その先には、麓の住民さえ知らない秘境が広がっていた。 (サンプル3) 第三期誕生秘話・新たなる支配者 背景+行動型 コナミ株式会社A会議室、某月某日 深夜23時。 廊下まで響く怒鳴り声は、やがて静かになっていった。 「ガシャーン!」 営業担当は乱暴に扉を閉めて、後ろも振り返らずに 足早に去っていった... (サンプル4) 第三期誕生秘話・黒魔導の覇者 台詞型 「おい!舞君!...どうした!?舞君?」 いつものように、企画室チーフが舞の肩を叩く。 舞は長い髪と両手を机の上に投げ出し、ピクリとも動かない。 「ふっふっふっ、舞の奴...目を回してますぜ!」 何故か舞に恐れを抱いている副チーフが、ニヤリと笑う。 9.ラストの研究 基本編でも解説した通り、ラストは読後の余韻を与える大切な要素です。童話では「...だったとさ!おしまい!」で終わります。子供への語りを前提にしてからです。決まり文句は安心感と満足感を与えますよね。こんな技法が考えられます。 1.書き出しとラストを同シーンの続きにする。「振り出しに戻る型」 2.印象的な文章(決め台詞)でスカッと終わる。「決め台詞型」 3.読者の意表を突くエンディング。「精神波動攻撃型(違」 (サンプル1) アトランティス交響曲 振り出しに戻る型 平和な楽園、水の楽園。 今日も、天上の音楽が流れ、 石段には水の精霊が腰掛ける。 その横には伝説の男が、肩に手を掛ける... 伝説の都、ATLANTIS... 一夜にして消えた、幻の都... (サンプル2) 墓守の詩 振り出しに戻る型 墓長を先頭に墓守一族が見守る中、 暗殺者は谷を後にした。 やがて、激しい砂嵐が男の姿を、 視界から完全に消し去ったのだった... (サンプル3) 大本営の詩1 決め台詞型 それは、『海』が剣を抜かずに勝利した瞬間でもあったのだ! (サンプル4) 第三期誕生秘話・黒魔導の覇者 意表型 「それも考えてある。変なデッキの専門家。 『海さんの部屋』の管理人にお願いする」 「...もっと、駄目じゃん!」 海:「おぃ!」 技法編の最後に良いサンプルとして、「メサイアの部屋」の管理人メサイア(セバスチャン)さんの「小説・デュエリスト列伝」を推薦させていただきます。質量ともに素晴らしく、文句なしに「遊戯王小説No.1」だと思います。私も何回か出てくるので、是非読んでくださいね♪ 【おまけ】 馬:「最初から『セバスさんの小説を見てね♪』だけで済んだのに...」 海:「やっぱり、この連載は書かない方が良かったかな?(弱気」 舞:「こうやって比較すると、秘話の落差って大きいですねぇ...」 海:「う〜む...あまりにも、キャラが勝手に動くので、最後に私が 『オイ!』とか叫んでいるしね...」 馬:「反面教師にしろってことですか?」 海:「...」 海「前編で息切れしたので、後編はなしと言うことで...すいません。それでは!また〜」 |