デッキ診断者心得1


【はじめに】
初めてデッキを投稿した時の気持ちを覚えていますか?たぶん、期待と不安が入り混じった妙な感じだったのでは?見ているだけの時期から最初の一歩を踏み出すには、誰でも「勇気」が必要!投稿に慣れている人でも初めてのサイトでは緊張するものです。「どんなレスが返ってくるのだろう?」そして、初めてレスをもらった時の喜び、誉められた時の感動...益々投稿への意欲が湧くし、他のコンテンツにも参加したくなりますね。しばらくして、ふと気付いてみると診断する側に回っていたりします。あなたのさりげない一言が投稿者の遊戯王人生を変えるかもしれません。だから、特に初めての方への診断は相手を思いやり、理解することが大切だと思います。経験を積んだ人同士、仲間同士だとしても同じこと。もちろんデッキを強くするのもデッキ診断の重要な目的ですが、それだけでは味気ないし、時間がもったいない。技術を求めるだけなら、「水HP」の優れた理論集があります。それ以上に重要なのは、独自の遊戯王感覚の触れ合いではないでしょうか?初心者、上級者を問わず誰でも独自の世界を持っているはずです。デッキ掲示板はこういう方々の「心のキャッチボール」の場ではないでしょうか?結果だけでなく過程そのものを大いに楽しむべきだと思います。お互いに楽しみながらスキルアップできたら最高ですね。そんな心の交流に慣れない投稿者を上手に導くのがデッキ診断者の心得というものです。難しいですか?実はちょっとした心掛け次第ですよ!気軽に最後までお付き合いくださいね♪

【第一印象】
ネットの世界では、相手の顔が見えないので、第一印象によってあなたのイメージが決まります。当然デッキの強さ、構成が判断材料となりますが、実はHN、タイトル、スタイル、独特の言い回し等のさりげない部分も見られています。行間からあなたの人格がにじみ出ていると言えるかもしれません。いつもレスが少ない人は自分にも原因があるはずです。最初にマナーを守ることが前提。いくら強くても偉そうにしてはいけませんね。もしあなたが地元のチャンピオンだとしても、ネット上にはあなたより強い方はたくさんいらっしゃるはずです。そんな方々と交流を深めてスキルUPする機会を自ら放棄するようなものです。相手の素性、背景がわからない時は特に謙虚にカキコするように努めましょう。謙虚になりすぎても、堅すぎて詰まらない人と思われてしまうかな?一般的には明るくて、軽い方が好感持たれます。けれども、無理して明るくするのは逆効果です。正直に自分をさらけ出す。これがポイントだと思います。苦手なこと、わからないことは恥ずかしがらずに告白して、感想だけ述べる方が説得力があります。背伸びして無理に診断しようとするのは良くないのです。考えてみると、現実世界でも裏表がない人が好かれますね♪素直なカキコは意識しなくとも自然と信頼感、安心感のオーラが出て、欠点もチャームポイントに変えてくれる...それがその人の診断スタイルになるのです。今からでも遅くありません。素直に自分を出すように心掛けましょう!もちろん、いつも同じ調子だとお互いに飽きるので、たまには崩す方が面白いかもしれません。気心の知れた方相手なら、暴走OK!細かいことは全く気にすることはありません。内容については3日も経てばお互い忘れてしまいますから...けれども、楽しかった、親切な人だな、逆に嫌な感じ、偉そうな人だな...印象だけはなかなか消えてくれません。第一印象はとても大切なものですね。

【お互い学ぶ】
いわゆるデッキ掲示板は悩みを持つ投稿者の駆け込み寺と言えます。基本的に投稿者が診断者に対してアドバイスや意見を請うわけですが、診断者が偉いという訳ではありません。投稿者が何日も掛けて試行錯誤の上に構築したエッセンスだけを10分で鑑賞させていただく...これはとても勉強になりますから。デッキ掲示板に投稿する、鑑賞する前提として、遊戯王のルール、カード、コンボ、プレイなどの全ての知識、経験が問われますが、中でも大切なのが感性を磨くこと...デッキ診断は実戦とは別の意味で感性を磨くチャンスです。実戦では主に自分の感性を磨くことが主目的、デッキ診断では自分とは違う感性から刺激を受けることが出来ます。投稿者が経験の浅い方だとしても、自分の進化の歴史を確認し、納得の行かない部分を弱点として認識可能ですね。増して、いつも斬新で強いデッキを投稿される方のデッキ診断は逃さないように!優れた発想、それを生み出した感性に触れてみるべきです。気後れすることはありません、解らなかったら素直に感想を述べるだけ、質問だけでも得るものはあるし、感謝されるはずですよ。見ているだけよりも、心構えが違うだけに得るものの質が違います。こんな時は理論よりもご自分の感性を信じてください。感性...繰り返し出てきましたが、これがポイントです。一番重要なのは投稿者の独自の感覚に触れるという事です。強い弱いは経験の差でもあるので関係ありません。経験の浅い方なりの独自感覚は絶対にあります。デッキは感性の大樹に生えている枝葉のようなもの...投稿者の本質は隠されています。これを発見して「なるほど!」と共感出来た時に、診断者にも新しい感性が湧き出てくるのです。逆にあなたの感性は投稿者が求めているものかも知れませんね♪心のキャッチボール...なんとなく私の感性も見えてきましたか?(w

【期待すること】
貴重な時間を使い、勇気を出して投稿するのですから、投稿者には必ず「期待すること」があるはずです。ですから、診断者は行間を注意深く読み取り、期待される回答をお返しすることを心掛けましょう!独断で3つのタイプに分けてみました。1.デッキ構築の途中で悩んでいる方。2.ある程度完成したデッキを更に進化させたい方。3.診断よりも、雑談などの過程を楽しみたい方。80%は1のタイプでしょう。一人で悩むよりも、何人か集まった方が良いアイデアが出ますね。ネット上にはそれぞれの専門家もいらっしゃいますので、経験に裏付けされた貴重なアドバイスも貰うことも出来ます。2.経験豊富な方の完成されたデッキが出てきた時は、感想を聞きたかったり、更なる進化のために刺激を受けたいことが多いです。こんな時は、診断者の感性に従った素直な感想を述べましょう。私はこの作業を診断とは言わずに鑑賞と呼んでいます。続編で詳しく説明する予定♪さて、最後の3.雑談...これは楽しいですね。一応、遊戯王の掲示板ですから、趣味性はタイトル、デッキ名、最後にさりげなくが礼儀です。さりげないサインに気づいてくれる方が本当のお仲間ですね。宝探しの面白さ♪結局のところ、投稿者が一番期待しているのは出来るだけ多くの方から、または返事をいただきたい方からレスをもらうことなのです。診断が難しかったり、気乗りしない時は雑談だけでも十分だと思います。私も一言レスをいただくだけで、すぐにお礼を返したくなる程嬉しくなります。忙しい時は雑談だけですが、相手はそれなりに喜んでくれる。お互いに構えない方が良さげですね。フレンドリーに気軽に行きましょう!

【レスをもらうコツ】
ここでは投稿者が多くのレスを貰うコツを伝授しましょう!診断者の時間は限られていますし、常連の方はお礼返しを優先することが多いので、初めての方は入り込むのが大変...こんな方を優先して診てくれるHPは人気が出て当然ですね♪(意味深)投稿者にもそれなりの心構えが必要なのです。5つにまとめてみます。1.マナーを守り、謙虚で丁寧な書き方。お礼の気持ちを忘れずに。2.同じようなデッキの診断は徐々に苦痛になってくるので、斬新なコンセプトや、コンボなどの光る部分があると受けが良いです。逆にその掲示板に専門ががいらっしゃるときは同テーマの診断を受けやすい。掲示板によって受けの良いデッキの傾向があるので、事前にチェックしておきましょう! 3.診断して欲しいポイントを明確に示す。どのカードで悩んでいるのか示せば代わりのカードをアドバイスしやすい。キャッチ・ボールで言えば捕りやすい球を投げるという奴(w アンケートを取るのも良いですね♪ただし、本当に聞きたいポイントに絞って3項目くらいまでかな?それ以上だと億劫になるぅ。4.自分の個性は素直に出す。その上でHN、タイトル、デッキ名に個性があると人気が出そうです。レスがないデッキも実は良く見られています。光るものがあれば、反響はあります。焦らずに待ちましょう。5.最後は前にも出てきた雑談作戦...実は常連の方はデッキ診断の楽しみ+αを求めている方が多いです。慣れてくると呼吸が合ってくるのですが、最初はすべりがち...高度な技なので、雑談上級者を見習って焦らずに覚えていってください。チャットの得意な人はレスが多い傾向が(w そう言えば、チャットは心のキャッチボールそのものですねぇ...そろそろイメージがハッキリしてきましたね♪

【診断レスのサンプル】
診断レスには、各診断者の個性が表われます。独自の感性の上に、経験を積み重ねて行くことで、更に独特なスタイルが出来ていくのですね。続編でも述べますが、診断には正解はありません。だから面白い!ただ、基本的フォーマットは存在すると思うので、私なりにまとめてみることにします。 1.期待: まずは投稿者の「期待すること」に焦点を合わせる。 2.鑑賞: デッキ全体から感じる第一印象を素直にカキコする。 3.共感: 共感するカード、コンボなどがあった時は素直に誉める。 4.客観: 客観的に交換した方が良いと思うカードを指摘。抜くカードも忘れずに... 5.主観: 診断者の感性に従った意見、アドバイス。投稿者に刺激を与えるものがベスト! 6.個性: 自分の個性、気持ちを伝える。雑談のようなもの。レスの最初に買いてもOK!診断レスのサンプルは以上の通りです。具体的な診断基準については続編で解説させていただきます。全ての項目を語りたくても時間がないし、スペースを取りすぎてしまう...相手に合わせて、言う必要のない部分は省略して、最も使えたいことを中心にカキコするのが良いと思います。気心が通じたお仲間だったら、行間を読み取ってもらえますから〜 ひとことだけ、ヒントをさりげなく伝える...格好良さげです。色々と試して、ご自分にぴったりと合ったスタイルを見つけて出してくださいね♪

【仲間ということ】
「ネーミング理論」でも解説しましたが、言葉は「共通の環境」に居る方々の「共通の認識」だと思います。簡単に言うと、デッキBBSに並んでいる文字の並びは遊戯王を知らない人には意味不明な記号に過ぎない。遊戯王だけでなく、別の「共通の認識」例えばTVゲーム、アイドルなどの話題も合わせて共有できる人達を仲間と呼ぶのでしょうね。一方、「共通の環境」に居ない方々はどうでしょう。初めて投稿する方は、診断者の使う略語、雑談、まして行間の意味がわからないと思います。せっかく、勇気を出して投稿したのに、返ってきたレスの意味がわからない...質問したくても、気後れしてそのままになってしまう...寂しいですね。だから、診断者は投稿者の経験、背景を理解するように心掛けるべきだと思います。慣れてくれば、仲間になってもらえるかもしれません。仲間は多い方が楽しいですよね♪楽しい雰囲気が見ているだけの方々(ROM組!)を誘うのです。カキコの少ない掲示板は益々敷居が高くなって寂れていきます。そんな時は先頭に立って、スレッドを上げて大いに盛り上げましょう!楽しい光線が出ている掲示板は仲間を集め、一度良い方向に向かうと加速度が付いて、良い掲示板になって行きます。経験を重ねれば、技術は上がりますが、仲間を集めるオーラは意識していないと身につかないのです。まずは、心のキャッチボールから初めてみましょう!良いと思ったことは即実行!こんな身軽さが大切です。私は近くで球拾いでもやってますかぁ(w

【おわりに】
今回はネットに参加する心構えのようなものを中心に、私なりの診断者の心得を語ってみました。皆さんが一番興味あること=具体的な診断基準については「デッキ診断者の心得2」で語りたいと思います。繰り返しになりますが、貴重な時間を使って投稿、診断をするからには、結果を求めるだけではもったいないです。過程そのものを大いに楽しみましょう!いつも気分良く楽しむためには、マナーを守ることが大前提ですね。慣れていない方は自覚していないことが多い、さりげなく注意してあげましょう。さて、今回オリジナルを改訂するにあたって、雑談の重要さを強調することにしました。雑談だけを求めるならチャットは最高ですよ♪ところで、チャットにハマってあまり掲示板に姿を出さなくなった人のことを「地下に潜る」って言います。どこにもカキコが残らないからですね。そうそう!精神的に疲れている時、気分が乗らない時は無理にカキコしなくて良いと思います。いつもの冴えがなかったり、妙に愚痴っぽかったり、暗かったりすると仲間に心配を掛けるだけでなく、本人も後味悪い...しょせん、遊戯王は趣味。心を触れ合う手段と割り切って、気軽に行きましょう!もちろん、悩みや愚痴を聞いてくれるのが本当の仲間だと思います。こんな方々と出会えたら、大切にしましょう!このサイトでも「相談室」を設けておりますので、気軽に悩みを投稿してください。カキコするだけで気分がスッキリすることもあるし、一言励まされれば前に進めます!それでは、また〜♪