バトルロイヤル【前編】

zeroさん作

作成:02/10/27
更新:02/11/08


【デュエル1】

磯野  「これより、準決勝戦の対戦者を決めるために4人でバトルロイヤルしてい
     ただき先にライフポイントが0になったもの2名から準決勝戦第一回戦の
     対戦者となります。ライフポイントは4000からスタートします。」

遊戯  (トーナメント決勝戦・・・・俺と戦う相手は。)
海馬  (俺の狙いはマリクの神のカードに対抗するためにもうひとつの神のカード
     オシリスの天空竜の所持者、遊戯のみ。)
マリク (俺の対戦相手か・・・・俺は遊戯をぶっ殺したくてウズウズしているんだ
     よ。)
城之内 (俺は遊戯と戦いたいけど、舞を助けるためにはマリクをぶっ倒さなければ
     ならねぇ・・・。)
磯野  「それではデュエルの順番を決める。まず、デッキの中からモンスターカー
     ド1枚選びモンスターの攻撃力が一番高いプレイヤーから順番が決定す
     る。ただし選んだモンスターカードは再びデッキに入れることは許されな
     い。」

1. 海馬  仮面魔獣デス・ガーディウス 攻3300
2. マリク レクンガ              攻1700
3. 遊戯  グレムリン            攻1300
4. 城之内 ランドスターの剣士      攻500
磯野 「それではデュエルスタート!」

海馬  「俺の先攻ドロー。カードを1枚伏せ、「ブラット・ヴォルス」を攻撃表示
     で召喚!!ターン・エンド。」(手札4 モンスター1 伏せ1)
マリク 「俺のターンドロー・・・、「ニュードリュア」召喚!守備表示、さらにカ
     ード1枚セット、ターン終了。」(手札4 モンスター1 伏せ1)
遊戯  「俺のターン、カードを2枚伏せ、「ビック・シールド・ガードナー」守備
     表示、ターンエンド。」(手札3 モンスター1 伏せ2)
城之内 「俺のターンだ・・・ドロー・・。」

マリク 「ふっふっふ・・だがその後にリバース罠発動、「残酷な運命」。」
遊戯 (「残酷な運命」・・相手のターンを強制的に終了させるカード。)
マリク 「これでお前のターンは強制的に終了せる。俺のライフ1000ポイントと引き
     換えになぁ」(LP3000)
城之内 「何ぃー!マジかよ。」(手札6 モンスター0 伏せ0)

海馬  「俺のターン!戦いの生態系!戦いの食物連鎖!雑魚は誇り高き獅子に
     触れることすらできない。「ブラット・ヴォルス」凡骨にダイレクトアタックだ。」
城之内 「!!やべぇ。」
海馬  「ふっははは、行け「ブラット・ヴォルス」。」
遊戯  「そうはかないぜ海馬!!リバースマジック、「天使の抱擁」。このカード
     はターン終了時まで全てのプレイヤーはいかなるダメージを0にすること
     ができる。」
海馬  「なに!!城之内をかばいだてするというのか。」

城之内 (ふうっ。遊戯・・・・すまねえな、だけど俺達の誓いを果たしたいという
     意思!しかと受け取ってぜ。だが、マリクを倒さねえと舞が・・・。)
海馬  「ふっ・・なるほどな、貴様らがゴッコでお約束を果たしたいのは結構のコ
     トだ。だがよく考えろ、城之内。なぜ貴様を助けなければないのか・・。
城之内 「アん。」
海馬  「おしえてやる・・・準勝戦でしかお前らが戦える舞台しかないからだ。城
     之内・・・貴様が決勝に進出できる可能性は0!ましてやお前以外は神の
     カードの所持者。遊戯も準決勝でしか貴様と戦うチャンスがないというこ
     とを理解しているのだ・・・。」
城之内  「くうっ・・・・。」
遊戯   「海馬!!それ以上の侮辱はオレが許さねぇぜ!」
海馬   「侮辱だと?ふっ、貴様らこそ友情ゴッコで成し遂げたいなら正々堂々決
      勝で行うべきではないのか。」
遊戯   「海馬!!」
城之内  「遊戯もういい!なぁに海馬の言うことなんざ気にもしねぇさ!!決勝で
      会おうぜ!遊戯!」
城之内  (海馬・・・礼を言うぜ、てめぇの言葉で踏ん切りがついたぜ!!)
海馬   (いじらしい負け犬の遠吠えを聞きとめてやるがいい遊戯!・・・そし
      て!!準決勝はオレと闘え!!)
オリジナル 通常罠カード「残酷な運命」
このカードは相手のドローフェイズ終了時にしか発動できない。
自分のライフ1000払い、相手のターンをエンド・フェイズにさせる。
オリジナル 速攻魔法カード「天使の抱擁」
ターン終了時まで、全てのプレイヤーはいかなるダメージも0になる。


【デュエル2】

前回までのデュエルの状況
遊戯 手札3 モンスター1 リバース1 LP4000
城之内 手札6 モンスター0 リバース0 LP4000
海馬 手札4 モンスター1 リバース1 LP4000
マリク 手札4モンスター1 リバース0 LP3000

マリクのターンから

マリク 「ほらほらぁ!とっととデュエルを再開しろよ。」
遊戯&海馬 「!!」
マリク (俺にとっては墓守の一族など、封印された記憶など、貴様とはいちいち
     因縁めいてて気にいらねぇ、俺の十結晶のターゲットは、遊戯!
     貴様だ!!)
マリク 「俺のターン、ドロー!」
マリク (だが、うだうだうるせぇ残りの連中を始末しておくぜ。)
マリク 「俺はリバースカードを2枚セット!そして、「ロード・ポイズン」召喚、
     攻撃表示!さらに、「ニュードリュア」を攻撃表示に変更。」
マリク (遊戯、覚悟しな。海馬と貴様の金魚の糞は早々に始末しておくぜ。)
マリク 「俺は「ニュードリュア」で海馬の「ブラット・ヴォルス」に攻撃!!」

海馬  (何!俺のモンスターの攻撃力より低いモンスターで仕掛けてくるだと。)
遊戯  (マリクのモンスターは、何か特殊能力を備えているのか。)
海馬  「返り討ちだ、「ブラット・ヴォルス」!」
マリク 「ふっ、特殊能力発動!こいつが戦闘で破壊されたらフィールドの
     モンスターを1体破壊することができるんだよ。」
遊戯&海馬 「!!」
マリク 「俺が選ぶのは、「ブラット・ヴォルス」。」

城之内 (おっしゃー。これで野郎のモンスターもいなくなったぜ。)
マリク 「さらに「ロード・ポイズン」で、金魚の糞に直接攻撃!」
城之内 「な?ぐわぁ・・・。」(LP2500)
遊戯  「城之内君!!」
マリク 「俺はこのターン700ポイントのダメージ追ったことになる。だが、手札
     からこのマッジクカードを発動させる。」
遊戯  (!!・・・痛恨の呪術。自分が受けたダメージを他のプレイヤーに
     移し変えるカード。)
マリク 「この効果を・・・、そうだな、海馬に対して発動させてやる!」
海馬  「何だと!?」(LP3300)

マリク (ふっ、これで計算どうりに海馬のモンスターを破壊し、両プレイヤーに
     ダメージを負わせることが出来た。次のターン、このモンスターを
     生け贄に更なるモンスターを召喚する。)
マリク 「ターン・エンド!!」(手札1 モンスター1 リバース2)
遊戯  「俺のターン!」
遊戯  (今海馬の場にはモンスターがいない、一気につぶすぜ。)
遊戯  「ビック・シールド・ガードナーを生け贄に暗黒魔族ギルファー・デーモン
     召喚!」
遊戯  (しかし、二人の場にはリバースカードがいくつか残っているから危険が伴
     う可能性がある。ならばこのカード!!)
遊戯  「魔法カード「天からの贈り物」発動!このカードによって互いの
     プレイヤーはカードを2枚引くか、ライフポイントを2000ポイント
     回復することが出来る。」
城之内 (俺の手札は6枚!だからここは手札補充よりライフを回復させた方がまし
     か。しかし、それでは舞を救う時間がかかっちまう。)
マリク&海馬(・・・・・。)
遊戯  (果たしてこの状況を打破することが出来るのか・・全てはこの引きにかか
     っているぜ。)

オリジナル 「天からの贈り物」
お互いのプレイヤーは自分のデッキから2枚ドローするか、ライフポイント
2000回復することが出来る。



【デュエル3】

前回のデュエルの状況
遊戯 手札2 モンスター1 リバース1 LP4000
城之内 手札6 モンスター0 リバース0 LP2500
海馬 手札4 モンスター0 リバース1 LP3300
マリク 手札1 モンスター1 リバース2 LP3000

遊戯のメインフェイズ1魔法カード「天からの贈り物」発動中

遊戯  (「天からの贈り物」の効果によってオレはカードを2枚ドローする。)
遊戯  「ドロー!!」
遊戯  (俺が引いたカードは「光の護封剣」と「クリボー」か。・・・だめだ、
     このカードでは海馬のリバースを防ぐことが出来ない。)
遊戯  (他のみんなは俺が使った「天からの贈り物」で、マリクはライフを
     2000ポイント回復すことを選び、城之内君と海馬はカードを2枚
     ドローしたか・・・。だが、ここで引くわけには行かない、
     城之内君と準決勝と戦うためには!!)

遊戯  「行くぜ海馬!!」
海馬  (来い、遊戯。)
遊戯  「ギルファー・フレイム!!」
海馬  「甘いぞ遊戯、そんな作戦は読めている。リバース罠発動!!
    「攻撃誘導アーマー」、このカードは呪われし鎧を着けられたモンスターに
     攻撃が誘導される。」
遊戯  (くっ、攻撃対象を移し変えるカードか。)
海馬  「このカードはお前のギルファー・デーモンにも装備することは可能だが。
     さて、どうする。」

城之内 「ギックゥー。って俺、着せられるモンスターがいないんだっけ、
     ラッキー!」
海馬  「呪いのアーマーを装着するのは貴様のモンスターだ!マリク!!」
マリク 「!!」
海馬  「貴様がギルファー・デーモンの攻撃をくらうがいい。」
マリク 「しかたねぇ、リバース罠発動。「聖なるバリア-ミラーフォ−ス-」!!」
海馬  「ミラーフォ−スだと?」
マリク 「これで遊戯、貴様のモンスターの攻撃を無効にし、ギルファー・デーモン
     は抹殺す・・・。」
遊戯  「そいつはどうかな?」
マリク 「ぬう!」
遊戯  「カウンター罠発動「盗賊の七つ道具」このカードはお前のミラーフォ−ス
     を無効にして、それを破壊することが出来る。」
マリク 「何だと?・・・ぐわあぁあ・・。」(LP4200)
遊戯  「ふっ。」
マリク 「ぐぅ・・・・・。」

遊戯  「さらに手札から魔法カード発動!「光の護封剣」。」
マリク 「ちょっとまてよ遊戯ぃ、さっきのお返しだ、カウンター罠発動!!
    「神の宣告」!!俺のライフを半分払い、お前の光の護封剣を破壊させて
     もらう。今にとっては厄介なカードだからなぁ・・・、お前だけ攻撃
     すると俺の計算に狂いが出ちまうんだよぉ」(LP2100)
遊戯  「くっ・・・・ターン・エンドだ。」(手札3 モンスター0 
     リバース0)

城之内 「俺のターンだ。ドロー。俺は、「高速の戦士-ダッシュセイバー」を
     召喚!攻撃表示!」
城之内 (さて、どいつを攻撃するか・・・今の遊戯の攻防で、海馬もマリクも
     リバースカードを使い果たした。しかも、壁となるモンスターは
     いねえガラ空き状態。どっちを攻撃するか、だが標的は決まっている。)
城之内 「「ダッシュセイバー」海馬にダイレクトアタックだ!!」
海馬  「ぐっ。」
遊戯  (海馬に対抗できる手段はない。)
オリジナル
「高速の戦士-ダッシュセイバー」地属性 戦士族 星4 
自分のメインフェイズに手札を1枚(最高2枚まで)捨てることで、
相手ターンの終了時までこのカードの攻撃力が300ポイント上がる。
ATK/1600 DEF/1500

(続く)