浪漫を持て!



彼は一人で土佐の海を眺めているのが好きでした。そして、海の向こうを常にイメージしていつかそこに行きたいと考えていました。当時の鎖国中だった日本には大洋に乗り出せる船はなかったのです。(後に咸臨丸が出来るまで) 彼は友人から「夢想家」と馬鹿にされました。しかし、彼の夢は生涯変わらなかったのです。そして..ついに咸臨丸で念願の海外へ!

つまり、どんな大きい夢でも、それを持ちつづけることさえ出来れば、不可能はないのです。浪漫...これをもっとも阻害しているのは弱い気持ち、諦めの気持ちです。不思議なことですが、大きな浪漫に向って一直線に進む、気持ちよい人間に対しては、多くの仲間が集まって助けてくれるのです。海援隊の仲間、長州藩、薩摩藩、勝海舟...坂本竜馬の成し遂げた偉大な業績は、決して彼一人の力で成し遂げたのではなく、多くの人間の協力あってこそだと思います。

明治維新の奇跡は、土佐に生まれたある男の脳裏に「日本国」という浪漫が浮かんだからことから始まりました。彼の真に偉大なところは、浪漫を単に「空想」に留めず、すぐに行動に移したことです。考えているだけでは何も生れませんから...

これをお読みの皆様、ここまでお読みいただきましてありがとうございました。もし、少しでも賛同される部分があれば、すぐに行動に移して見ませんか?まずは、そうですねぇ...海援隊に入ってみましょうか?(笑